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院長コラム

床矯正の失敗例と原因|デメリットや対策・費用も解説

こんにちは。吹田市千里山東、阪急千里線「千里山駅」より徒歩30秒にある歯医者「千里山駅前歯科」です。

床矯正の装置を装着する子ども

床矯正は、小児矯正の方法のひとつで、装置の取り外しができることから人気があります。

一方で「思ったように効果が出なかった」といった失敗の声も耳にすることがあります。床矯正は適切な時期に正しく使用しなければ十分な効果を発揮できず、場合によっては再治療が必要になることもあるのです。

今回は、床矯正での失敗例やその原因について解説します。失敗を防ぐ方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

床矯正とは

床矯正の治療の様子

床矯正は、子どもの顎の幅を広げて、歯が並ぶスペースを確保する治療法です。

一般的に使用されるのは、プラスチック素材で作られたプレート型の装置で、装置の中央部分にネジがついており、このネジを少しずつ回していくことで顎の幅を広げていきます。こうすることで、歯がきれいに並ぶスペースを確保し、歯列の乱れを予防・改善します。

装着時間は1日12〜14時間が目安とされ、食事や歯磨きのときには外すことができます。

しかし、しっかり装着時間を守らないと効果が出にくくなるという側面もあります。装置の調整や装着時間を守ることが、治療効果を十分に得るための重要なポイントです。治療期間は一般的に1〜3年程度ですが、年齢や顎の状態によって前後します。

適応症例

床矯正は6歳〜12歳頃の成長期の子どもを対象としています。軽度から中等度の歯列不正、顎の発育不足、前歯の軽い出っ歯や受け口などが適応症例です。

ただし、重度の歯並びの乱れや骨格的な問題が大きい場合は、床矯正だけでは十分な効果が得られず、ほかの治療法が検討されるケースもあります。

床矯正のメリット

床矯正のメリットイメージ

ここでは、床矯正の具体的なメリットについて解説します。

永久歯の抜歯を避けやすい

床矯正は顎の幅を広げることで歯が並ぶスペースを確保できるため、永久歯の抜歯を避けやすいとされています。お子さんの大切な歯を抜かずに済むという点は大きなメリットといえるでしょう。

装置の取り外しが可能

床矯正で使用する装置は自分で取り外しが可能です。食事や歯磨きの際に装置を外せるため、口腔内を清潔に保ちやすい点はメリットといえます。これによって、虫歯や歯肉炎のリスクを抑えることもできます。

痛みが少ない

床矯正では、装置のネジを回転させることで少しずつ顎の幅を広げていくため、痛みや違和感が少ないといわれています。痛みに敏感なお子さまや不安を感じやすい方にも配慮された治療法です。

床矯正のデメリット

床矯正のデメリットイメージ

床矯正には多くのメリットがある一方で、いくつかの注意点やデメリットも存在します。これらを理解せずに治療を始めてしまうと、期待した効果が得られなかったり、思わぬトラブルが生じたりする可能性があります。

以下に、床矯正を検討するうえで知っておくべき主なデメリットを解説します。

装着時間を守らないと効果が出にくい

床矯正の装置は取り外しができることが大きな特徴ですが、その分、装着時間を守る必要があります。特にお子さんの場合、本人の意思や習慣に左右されやすく、しっかり装着しなければ効果が現れにくくなります。

適応できる年齢が限られる

床矯正は成長期の子ども向けの治療であり、6歳〜12歳が適応年齢とされています。この期間を過ぎると顎の骨の成長がほぼ完了するため、効果が得られにくくなります。思春期以降や大人ではワイヤー矯正など他の方法を検討する必要があります。

治療期間の長期化の可能性

床矯正は取り外し式の装置を使うため、お子さん自身が装着時間を守らないと十分な効果が得られず、治療期間が予定より長引くことがあります。

仕上がりに限界がある

床矯正は顎の幅を広げることを主な目的としており、歯を細かく動かすことはできません。理想的な歯並びを目指す場合は、床矯正で歯を並べるスペースを確保したあと、他の矯正方法を検討する必要があります。

床矯正の失敗例と原因

床矯正の失敗例と原因を表すイメージ

治療がうまく進まない要因を知り、あらかじめ対策を取ることで失敗を防ぐことができます。ここでは、床矯正の失敗例とその原因について解説します。

装置時間の不足

床矯正で使用する装置は、決められた時間しっかりと装着することが重要ですが、装着時間が不足すると歯の移動が進まず、治療効果が得られにくくなる場合があります。

特にお子さまの場合、違和感や痛みから装置を外してしまうこともあるため、家族の協力や声かけが大切です。

調整不足や適応症例の誤り

装置の定期的な調整を行わない場合、計画通りに顎の幅を広げることができません。また、重度の歯並びや顎の問題に床矯正を適応すると十分な効果が得られないケースもあります。そのため、事前の診断が欠かせません。

装置の破損や紛失

床矯正の装置は取り外しが可能なため、適切に管理をしないと破損・紛失するリスクがあります。

装置が壊れた場合、修理や再作製が必要となり、治療期間が延びるだけでなく追加費用が発生することもあります。紛失や破損を防ぐためには、専用ケースに入れて保管することが重要です。

歯科医院側の経験不足

床矯正での治療には顎の成長予測や噛み合わせのバランスなど、専門的な知識と経験が求められます。経験の少ない歯科医院で治療を受けた場合、適切な判断がされず、失敗に繋がるケースがあります。

治療を始める前に十分な説明を受け、信頼できる歯科医院を選ぶことが何よりも重要です。

失敗を防ぐためのポイント

失敗を防ぐために定期的に歯科医院で装置の調整をしてらもうイメージ

床矯正での失敗を防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか。ここでは、床矯正での失敗を防ぐためのポイントをご紹介します。

経験豊富な歯科医師を選ぶ

床矯正での治療は、正確な診断と設計、継続的な調整が非常に重要です。床矯正に精通した歯科医師を選ぶことで、成長に合わせた適切な治療が可能になります。事前にカウンセリングで治療実績や過去の症例などを確認しておくと安心です。

定期的に歯科医院に通院する

床矯正での失敗を防ぐためには、定期的に歯科医院に通院して検診を受けることが重要です。装置の適切な調整や歯の動きの確認を怠ると、計画通りに治療が進まず、噛み合わせや見た目に問題が生じるリスクが高まります。

特に成長期の子どもは歯や顎の変化が早いため、歯科医師に指示されたタイミングでチェックを受けることが推奨されます。矯正期間が長引いたり、追加治療が必要になったりする場合もあるため、スケジュール通りの受診を心がけましょう。

装置を正しく装着・保管する

床矯正での失敗を防ぐためには、装置の装着時間を守ることが重要です。一般的には1日12~14時間の装着が推奨されており、食事や歯磨きのとき以外は外さないようにしましょう。

また、装置の調整は自己判断で行わず、必ず歯科医師の指示に従うことが失敗を防ぐポイントです。

装置を清潔に保つため、毎日やわらかいブラシで洗浄し、変形や破損がないかも定期的に確認してください。装置を取り外したら、紛失・破損を防ぐために、ケースに入れて保管しましょう。

違和感や痛みが強い場合は、無理に装着せずすぐに歯科医師に相談することが大切です。

子どもとのコミュニケーションを大切にする

子どもが装置の使用を嫌がったり、痛みや違和感を訴えたりすることもあります。そうした際には無理強いせず、なぜ必要なのかをわかりやすく説明することが大切です。また、治療の進捗を一緒に確認しながらモチベーションを維持していく工夫も有効です。

床矯正にかかる費用

床矯正にかかる費用イメージ

床矯正にかかる費用は、10万円~30万円程度が目安です。この費用とは別に、口腔内の確認やレントゲン撮影、歯型の採取などの検査に1万〜3万円程度かかります。

また、治療中は装置の調整や経過観察のため、定期的な通院が必要です。1回の調整費用は3,000円から5,000円程度で、治療が長期にわたる場合、この費用も増加します。

費用面でのトラブルを避けるためにも、治療開始前には費用の内訳や支払い方法、治療内容について十分に説明を受け、納得したうえで契約することが重要です。

まとめ

床矯正の治療で顎が広がり歯列が整った子ども

床矯正は、成長期の子どもの顎の発育を促進しながら歯が正しい位置に並ぶように促す、非常に有効な矯正治療法の一つです。取り外し可能な装置を使い、痛みや日常生活への影響が少ないことから、多くの方に選ばれています。

一方で、装着時間を守らなかったり、適切な診断と治療計画がなされなかったりすると、期待する効果が得られず、失敗につながる可能性もあります。

床矯正で失敗しないためには、経験豊富な歯科医師のもとで治療を受けること、装置の使用方法を正しく守ること、そして定期的な通院を怠らないことが重要です。

また、治療の適応時期や内容をしっかり理解したうえで、保護者の方とお子さんが協力しながら取り組む姿勢も大切といえます。

小児矯正を検討されている方は、吹田市千里山東、阪急千里線「千里山駅」より徒歩30秒にある歯医者「千里山駅前歯科」にお気軽にご相談ください。

当院は、患者様を家族のように大切に思い、安心を第一に治療を提供しています。一般歯科だけでなく、矯正治療やインプラント治療などにも力を入れています。

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