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〒565-0842 大阪府吹田市千里山東二丁目27番9-101号
AVENSIS千里山1階

一般歯科

むし歯・歯周病を防ぐ、予防治療の重要性

むし歯や歯周病といった症状は、せっかく歯科医院に通って治療をしても、その後のメインテナンスをしっかり行わなければまた再発してしまう厄介なものです。そのたびにまた通院を繰り返すことを避けるためにも、あらかじめ歯科医院で予防やメインテナンスを受けられることをおすすめしています。 また、歯をクリーニングすることは、単純に汚れを落とすだけではなく、お口の中で発生しているトラブルを早期に発見できるというメリットもあります。症状を早めに見つけることで、治療の際の痛みや通院する回数を減らすことができます。 治療が終わったら、しっかりブラッシングすることと歯科医院でクリーニングを受けることを大事にして、できるだけ健康な状態が保たれるようにしましょう。

むし歯

むし歯とは、ミュータンス菌が食べかすなどを餌にして酸を放出し、酸に弱い歯が溶けてしまう病気です。
糖分を多く含むお菓子(チョコレートやキャラメルなど)を食べた後は特にむし歯菌が活発に働きます。
むし歯を防ぐには、食後の歯磨きはもちろん、歯科医院での定期的なメインテナンスに取り組むことが大切です。

むし歯ができる仕組み

なぜむし歯ができるのかというと、お口の中に潜む原因菌によるものです。その原因菌は少しずつ集まりながらネバネバな物質を出して歯にひっつき、糖質を吸収する代わりに酸を排出して歯を溶かすのです。 口の中には唾液があり、むし歯が進むのを防いで修復させる力を持っていますので、きちんとバランスが保たれていればむし歯は防げます。しかし、糖質を多く摂っていたり、お口のクリーニングが足りなかったり、そもそも歯質が弱かったりするとそのバランスは保たれずにむし歯の進行を許してしまうのです。

  • むし歯菌

    歯磨きなどのお口のケアが不足すると、お口の中でむし歯菌が増殖してむし歯のリスクが上がります。当院にお越しいただければ、クリーニングやブラッシング指導などを提供できます。

  • 糖質

    糖質が多い飲食物を多く摂るほど、むし歯の発症・悪化のリスクが上がります。むし歯菌は糖分を摂って酸性の物質を出し、歯を溶かしていくからです。

  • 歯質

    歯質(歯を構成するエナメル質や象牙質など)が弱いとむし歯リスクが高いことが知られています。歯質の強化には、歯科医院のフッ素塗布が有効です。

  • 時間

    むし歯の原因菌や、摂取した糖質が長い時間をかけて歯に付着していると、むし歯になってしまう可能性が高まります。

むし歯の進行と治療法

  1. ①初期段階

    歯の表面がわずかに溶け出した初期のむし歯です。

    治療法

    歯は削らずに、フッ素塗布と正しい歯磨きを通じて、歯質の再石灰化を目指します。

  2. ②エナメル質のむし歯

    歯の表面のエナメル質に穴が開いた状態ですが、痛みなどの自覚症状はありません

    治療法

    細菌に感染した部分だけを精密に削り取り、詰め物をして進行を防ぎます。

  3. ③神経に近いむし歯

    歯の内部の象牙質に細菌が達しています。神経に近いため、甘いものや冷たいものが歯にしみる可能性があります。

    治療法

    むし歯を削ったうえで、詰め物や被せ物を取り付けます。

  4. ④神経に到達したむし歯

    最近が神経(歯髄)にまで達しており、激しい痛みや顔の腫れなどを引き起こす原因になります。

    治療法

    歯を残すには、神経を取り除いて清掃・消毒をする根管治療が必要です。

  5. ⑤末期のむし歯

    歯のほとんどがむし歯によって溶けてしまい、根の部分だけ残った状態です。

    治療法

    多くのケースで抜歯が必要になります。その後は、ブリッジ、入れ歯、インプラントなどの治療を行っていきます。

歯周病

歯周病は初期段階だと痛みなどの自覚症状がほとんどありません。
そのため、痛みや出血などの症状に気づいたときには、すでに重症化しているというケースが多くあるのです。
歯周病は歯ぐきが健康な状態から、歯肉炎・軽度歯周炎・中度歯周炎・重度歯周炎と進行し、お口の状態も徐々に悪化していきます。初期状態で適切な治療を受けることが、将来の健康にもつながっていきます。

歯周病の進行

  1. ①歯肉炎

    歯ぐきが丸くぶよぶよしている状態です。
    歯を磨くと少しだけ出血することもありますが、違和感がほとんどない状態です。

  2. ②軽度の歯周炎

    細菌が奥へ奥へと侵入し、歯周ポケットを形成しています。噛んだときに違和感があったり、歯を磨いた際に血が出たりします。炎症を起こしている細菌の塊であるプラーク(歯垢)と歯石を除去する必要があります。

  3. ③中度の歯周炎

    歯を支える歯槽骨に炎症が起きている状態です。
    噛みにくくなったり、歯がグラグラしたり、口臭がキツくなったりします。歯周ポケットの奥深くまで歯石除去を行います。

  4. ④重度の歯周炎

    歯槽骨が吸収(破壊)されていて、膿が出てくる、強い痛みなどを感じるような状態です。
    他の歯に悪影響を及ぼさないよう、ほとんどのケースで抜歯が必要となります。

歯周病と全身疾患

歯周病は細菌によって歯周組織に炎症が起こる疾患です。その細菌が血管を通って体全体にも悪影響を及ぼすことが明らかになっています。具体的には糖尿病や心疾患、低体重児出産のリスクを高めることがわかってきました。また最近では認知症とも大きな関係があると言われています。

  • 心臓疾患

    歯周病菌がお口の中だけにとどまらず血管を通して全身に行き渡り、血栓を作り、動脈硬化の進行の原因となります。そうなると、血液を心臓に運んでいる血管も閉塞状態になりやすく、心筋梗塞や狭心症といった病気の発症につながってしまうのです。

  • 脳梗塞

    心臓のところでもご説明したように、歯周病菌は血栓を作ります。その動きは脳に悪影響を与えることもあります。
    脳への血のめぐりに問題が発生すると、脳卒中や脳梗塞になってしまう可能性が高まります。これらの病気は生命の危険にまで関わってきますので、細心の注意が必要です。

  • 誤嚥性肺炎

    「誤嚥」とは、食べたり飲み込んだりしたものが気管に入ってしまうことです。ただでさえ厄介なものですが、お口の中に歯周病菌が多く存在すると、誤嚥性肺炎を発症してしまうリスクが高くなります。特にお年を召されていると誤嚥になる可能性が上がるので、日常的にお口を清潔に保っておくことを心掛けることが大切です。

口腔外科

口腔外科では、外科処置が必要な治療を主に行っております。
具体的には親知らずの抜歯や外傷、顎関節症の治療などです。
「親知らずが生えてきたけど、どうすればいいのか迷っている」「口や顎にケガをしてしまった」などでお悩みの際はぜひお早めにご相談ください。

親知らずの抜歯

親知らずという言葉から、「強い痛みに悩まされる」「抜くのが大変」と連想される方は少なくないのではないでしょうか。 そもそも親知らずとは、永久歯がすべて生え揃ったあとに最後に生える歯で、位置的には奥歯のさらに奥に生えます。10代後半から20歳前後にかけて生えるのが一般的ですが、必ず抜歯しなければならないものではなく、その必要があるかどうかは歯科医師による判断によります。

顎関節症

顎関節症は「朝起きると顎が疲れている」「食事の際に口を十分開けられない」「口を開けたときに音が鳴る」など症状が多岐に及びます。もし顎やお口周りに違和感があれば、当院へご相談ください。顎に関する症状は歯科医院で対応が可能です。それぞれの状況に合わせて、適切な治療を行っていきます。

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりの多くは、咬み合わせのバランスが悪かったり、ストレスがかかったりすると発症します。歯ぎしりや食いしばりを放置すると、顎関節に大きなダメージを与える原因になりかねません。少しでも顎やお口周りに違和感があれば迅速に歯科医院の受診を検討してください。

口内炎・小さな傷

口内炎や小さな傷に対しては、YAGレーザーによる治療が効果的です。
痛みを和らげ、傷の治癒を促進します。出血を抑えた安全な治療が可能です。