ブログ
院長コラム
なぜインプラント治療では厳密な感染管理が求められるのか?
インプラントとは人工の材料や部品を身体に入れる事の総称を指し、歯科では歯を失った顎の骨に身体に馴染みやすい材料で作られた歯根となるものを埋め込みそれを土台に人工歯を取り付ける事をインプラントと言い、近年インプラント治療として多くの患者様に処置されています。
このインプラントを体内に埋め込み、長期間安心して使って頂く事を歯科治療では求められています。
インプラント治療で最も大切な事は、感染リスクを可能な限り減らすことです。チェアーサイドでは前の患者さまの汚れや細菌、ウイルスを次の患者さまへ繋げないでリセットし、感染予防に努める事が求められます。
その為には、可能な限り感染経路を断ち切る事が必要です。
私達アシストする者は、術前の湿式清掃の様な埃のない清潔な環境の保持、術後の血液や唾液の飛散した箇所への拭き取り、手指の衛生の徹底、器具機材の滅菌からの取り出し方や取り扱いの徹底、
など、様々な面で汚染させてしまわない様に管理の徹底を正しく行わなければなりません。
この様にインプラント治療は、患者さまの体内にいつでも異物となりうる物を残してくる治療である為、安全に長く安心して使用頂ける為には感染管理の徹底と、患者さまに安心して治療を受けていただきたいという寄り添う気持ちを大切に努めなければならないと考えます。