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院長コラム

老後に向けたインプラント治療のメリットとデメリット

充実した老後に向けて、取り外しが不要でしっかりとかめる、インプラントを検討されている方も多いのではないでしょうか?
今回は、このインプラントが老後にどんな影響を与えるか、入れ歯との比較でどんなメリット・デメリットがあるかをまとめていきたいと思います。

入れ歯とインプラントの比較

●違和感がほとんどない

入れ歯は一定以上の厚みが必要であることから、装着時の違和感が大きい傾向にあります。厚みが薄い入れ歯を自費診療で作ることもできますが、限界があるため完全に違和感がなくなるわけではありません。
一方、インプラントは異物感が少なく、自分の歯のように馴染む点が特徴です。入れ歯の違和感、異物感が気になる方には特におすすめです。

●食事を楽しく味わえる

食べ物を味わうときには、舌だけでなく口の中の上の部分や歯ぐきも重要な役割を担っています。しかし、入れ歯にはレジン床や金属床があり、これらが粘膜を遮ることで、温度や味の感じ方を変えてしまうため、味覚を十分に感じることができないとされています。
一方、インプラントは、人工歯を支えるための部品が必要なく、骨に直接埋め込むため味覚を阻害するものがありません。そのため、食事の際にはしっかりと味を感じて楽しむことができます。

●しっかりとかめる

もちろん、入れ歯でも食事をすることは可能ですが、天然の歯に比べるとかむ力は20〜30%程度しかありません。しかし、インプラントは、顎の骨にしっかりと固定されるため、天然の歯には及びませんが、それに近い力でしっかりとかむことができます。

●汚れが着きにくい

入れ歯の多くは、「レジン」というプラスチックの素材で作られています。レジンは安価で審美的に優れている一方、吸水性があり、表面に傷がつきやすいという欠点があります。
入れ歯のお手入れが不十分かつ免疫力が低い状態で誤嚥を起こすと、繁殖した細菌によって「誤嚥性肺炎」を引き起こすことも少なくありません。
インプラントももちろんお手入れが必要ではありますが、使われているセラミックは変色が起こりにくく、プラークも付着しにくいため、より優れた素材を使用していると言えるでしょう。

■老後のインプラントのメリット

●老化を緩やかにする

「健康は口元から」という言葉があるように、口は食事をするために、ひいては生命維持に欠かすことのできないものです。しかし、食事をするためのかむ力が低下すると、食事の量が減少し、栄養不足から免疫力が落ち、肌のハリも失われてしまいます。
天然の歯のようにしっかりとかむことのできるインプラントは、食事によって栄養をしっかりと摂取でき、全身機能の低下を防ぐだけでなく、咀嚼力低下による急速な老化を防ぐというメリットがあります。

●認知症のリスクを抑制する

認知症と歯、全く関係ないように見えるこの2つですが、実は近年の研究で大きな関係があることがわかってきました。これは、かむ力が低下すると、かむという行為が脳に与える刺激が減少してしまい、脳の活性化が鈍くなると言われています。
インプラントはかむ力に優れているため、日々の生活で脳が活性化しやすく、認知症のリスクを抑制することができるのです。

●若々しい印象を保ちやすい

インプラントの人工歯は、美しいセラミックという素材でできています。色は周囲の歯に合わせて作ることができるため、自然で美しく、若々しい口元にすることが可能です。
さらに、インプラントは「顎の骨がやせにくい」といった利点が存在します。通常、歯を失うと顎の骨に伝わる刺激がなくなり、次第に骨がやせてしまう骨吸収が起こりますが、インプラントは顎の骨に直接埋め込むため、かむことで十分な刺激を与えることが可能です。インプラントにはこのように、骨吸収を予防して、口元の輪郭周りを若々しく保つ効果があります。

●QOLの低下を防ぐ

インプラントはただかめるようになるだけではなく、QOL(生活の質)の低下を防止する効果を持ちます。例えば、おしゃべりすることの楽しみや、口元を気にすることなく笑えるなど、心身の健康を支えることのできる治療と言えるでしょう。

老後のインプラントのデメリット

●手術の負担が大きい

通常、インプラント手術は1本あたり30分〜1時間ほどで済む、比較的負担の少ない外科手術です。
しかし、高齢の場合には手術時の負担に加え、免疫力低下による細菌感染のリスクが上昇してしまいます。また、手術後も若い方に比べ、インプラントと骨との結合に時間がかかることもデメリットとして挙げられます。

●適応外の場合がある

全身疾患をお持ちの方は、担当医との相談と連携によってインプラント治療を受けることができますが、症状が重度の方や健康状態が大きく損なわれている方は、手術を受けることができません。
また、加齢や歯周病によって顎骨が不足している場合は、新しく骨を作る手術を同時に行う必要があるため、心身の負担が大きくなってしまいます。

●細かなケアと定期的な通院が必要

インプラントは虫歯にはなりませんが、周囲に炎症が起こる「インプラント周囲炎」を発症する可能性があります。インプラント周囲炎は、インプラントの抜去にもつながりかねないため、毎日の丁寧なセルフケアと、数か月おきの歯科医院で行うメインテナンスが必要不可欠です。

●費用が高額である

保険が適用される入れ歯と違い、インプラントは自費診療となります。そのため、治療にかかる費用が高額になり、金銭面の負担が大きくなってしまう点もデメリットの1つです。

まとめ

老後のためインプラントを検討されている方の中で、

  • インプラントのセルフケアができない
  • 治療後の定期的な通院が難しい
  • 寝たきり等健康状態に大きな問題がある

上記に1つでも当てはまる場合には、インプラント治療は推奨されません。
しかし、健康な方の場合には、メリットがデメリットを上回る点が多い治療法でもあります。ご自身がインプラント適応なのか、具体的にどのような治療になるのかを知りたい方は、まずは歯科医院でのご相談をおすすめいたします。