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院長コラム

歯石除去は歯医者でやろう!費用や治療期間・回数の目安

こんにちは。吹田市千里山東、阪急千里線「千里山駅」より徒歩30秒にある歯医者「千里山駅前歯科」です。

歯石除去のイメージ

毎日歯磨きをしていても、歯の表面がざらついてきたり、歯と歯茎の境目に黄色い汚れがこびりついてきたりすることがあります。こうした汚れの正体は、硬く固まった歯石かもしれません。

歯石は歯ブラシでは落とせず、放置すると歯周病などのトラブルにつながることもあります。

この記事では、歯石ができる仕組みや自分で除去する際の危険性、歯科医院で行う歯石除去の方法や治療期間・回数、費用の目安についてわかりやすく解説します。歯石が気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

歯石の除去とは

歯石の除去とは?

歯石の除去とはその名の通り、歯や歯茎の境目に固着した歯石を専用の器具で取り除く処置のことです。まずは歯石とはどのようなものか、どこにできやすいのか、そして放置するとどのような影響があるのかを確認していきましょう。

歯石の正体

歯石とは、歯の表面に付着したプラーク(歯垢)が唾液中のミネラル成分と結びついて石灰化し、石のように硬く変化したものです。プラークは細菌の塊であり、除去されないまま放置されると、24〜72時間程度で石灰化が始まり、10〜20日程度で成熟した歯石として定着するとされています。

こうなると、歯に固着するため歯ブラシなどでこするだけでは簡単には落とせません。

歯石ができやすい部位

歯石は唾液の分泌腺(舌下腺・顎下腺)の開口部に近い、下の前歯の裏側や、頬粘膜に近い上の奥歯の外側に多く見られます。唾液にはカルシウムなどのミネラルが豊富に含まれており、こうした場所ではプラークが石灰化しやすいのです。

また、歯並びが乱れている部分や、歯ブラシが届きにくい奥まった場所も注意が必要です。

歯石の種類

歯石には、歯茎より上に付着する歯肉縁上歯石と、歯茎の中(歯周ポケット)に付着する歯肉縁下歯石の二種類があります。縁上歯石は白っぽく比較的発見しやすいのに対し、縁下歯石は黒っぽく歯周ポケットの奥に隠れているため、自分では気づきにくいのが特徴です。

歯石が引き起こすトラブル

歯石の表面はざらついています。そのため、放置していると新たなプラークが付着しやすい環境になり、口臭の原因になったり歯茎に炎症を起こして歯周病へと進行したりする原因となることがあります。

歯周病は、歯を支える骨や歯茎が少しずつ破壊されていき、進行すると歯がぐらついて最終的には抜け落ちることもある病気です。

自分で歯石除去を行う危険性

自分で歯石除去を行う危険性

市販の歯石除去器具を使って自分で取り除こうとする方もいますが、自己流の処置には大きなリスクがあります。

歯を傷つける可能性がある

市販の器具は先端が鋭利なものが多く、力の加減を誤ると歯の表面を傷つける恐れがあります。その結果、知覚過敏が生じたり、細かい傷にさらに汚れが付着しやすくなったりする可能性も否定できません。

歯石を取り残す可能性がある

歯石は歯周ポケットの奥深くに入り込んでいることがあり、目視できない部分の除去には専門的な技術が必要です。中途半端に除去すると表面がでこぼこになり、さらに汚れが付着しやすくなることもあるため、目に見える範囲だけをきれいにしても根本的な解決にはなりません。

感染リスクがある

市販の器具で歯茎を傷つけると、傷口から細菌が入り込み炎症や感染症を引き起こす恐れがあります。また、器具の消毒が不十分な場合もトラブルの原因になります。

特に、基礎疾患のある方は全身に影響を及ぼす場合もあるため、衛生管理が徹底された歯科医院で専門的な処置を受けることが望ましいといえるでしょう。

歯医者で歯石除去を行うメリット・デメリット

歯医者で歯石除去を行うメリット・デメリット

ここでは、歯医者で歯石除去を行うメリット・デメリットについて解説していきます。

歯医者で歯石除去を行うメリット

歯科医院では専用の器具を用いて、歯周ポケットの奥深くにある歯石まで丁寧に除去することが可能です。歯科医師や歯科衛生士が口腔内の状態を確認しながら処置を行うため、歯や歯茎を傷つけるリスクを最小限に抑えられます。

また、歯石除去と同時に虫歯や歯周病の有無をチェックできる点も見逃せません。早期に異常を発見できれば、重症化する前に対処することができます。

歯医者で歯石除去を行うデメリット

歯石が多い場合は複数回の通院が必要になることがあります。また、処置中に一時的なしみる感覚や軽い出血を伴う場合もありますが、多くは数日で治まります。費用は保険適用であれば大きくありませんが、通院の時間を確保する必要がある点は考慮しておきましょう。

歯医者で行う歯石除去の方法

歯医者で行う歯石除去の方法

歯科医院では、歯石の付着量や歯周病の進行度に合わせて適切な方法を選びます。状態に応じた処置を行うことで、安全かつ効率よく歯石を取り除けます。

スケーリング

スケーリングは、歯の表面や歯茎の境目に付着した歯石を取り除く基本的な処置です。

超音波スケーラーや手用スケーラーといった専用の器具を使い、歯石を細かく砕いたり、丁寧にかき出したりしながら進めます。軽度の歯石であれば、この段階で改善が期待できるでしょう。

ルートプレーニング

歯周病が進行し、歯周ポケットの奥深くまで歯石が付着している場合に行う処置です。歯の根の表面にこびりついた歯石や汚染組織を取り除き、根面を滑らかに整えます。歯茎が再び歯に密着しやすくなり、歯周病の改善につながります。

PMTCで仕上げを行うこともある

歯石除去後には、PMTCと呼ばれる専門的なクリーニングを行う場合があります。専用のブラシやゴム製の器具、研磨剤を使って歯の表面を磨き上げることで、プラークや着色汚れを取り除き、歯石が付きにくい状態へ整えます。

歯医者で歯石除去を行う場合の治療期間・回数

歯医者で歯石除去を行う場合の治療期間・回数

歯石除去にかかる期間や通院回数は、歯石の量や付着している場所、歯周病の進行状況によって変わります。軽度であれば短期間で終わることもありますが、歯周病が進んでいる場合は段階的に治療を進めるのが一般的です。

軽度の歯石なら1~2回程度で終わることが多い

歯石が少なく、歯茎の炎症も軽い場合は、1~2回の通院で治療が完了するケースもあります。

初回にお口全体を検査し、歯石の状態を確認したうえでスケーリングを行います。付着量が少なければ、その日のうちに全体の処置が終わることもあるでしょう。治療後は歯磨き方法の確認や生活習慣のアドバイスを受け、定期検診へ移行する流れが一般的です。

歯周病が進行している場合は複数回の通院が必要

歯周ポケットの深い部分まで歯石が入り込んでいる場合は、負担を抑えるために数回に分けて治療を行います。一度にすべての歯を処置するのではなく、お口を上下左右のブロックごとに分けて少しずつ進めることで、痛みや疲労を軽減しながら確実に歯石を除去していきます。

中等度から重度の歯周病では4~6回程度かかることもあるため、計画的に進めることが大切です。

治療後は定期的なメンテナンスが重要

歯石を取り除いても、毎日の歯磨きだけでは新たな歯石の形成を完全に防ぐことはできないため、治療後も定期的に歯科医院でメンテナンスを受けましょう。

一般的には3~4か月ごとの受診が目安です。歯周病菌や虫歯菌は、クリーニング後3か月弱で繁殖力を回復することが知られているためです。歯周病のリスクが高い方や歯石が付きやすい方は、より短い間隔で通院を提案されることもあります。

定期的なクリーニングとセルフケアを組み合わせることで、お口の健康を長く維持しやすくなるでしょう。

歯医者で歯石除去を行う場合の費用

歯医者で歯石除去を行う場合の費用

歯石除去にかかる費用は、保険診療か自費診療かによって異なります。

保険診療で行う場合の費用

3割負担の場合、初診時はレントゲンや歯周検査などの検査を含めて3,000〜4,000円程度、2回目以降は2,000〜3,000円程度が目安です。歯周病が中等度以上でルートプレーニングを併用する場合は、処置範囲に応じて総額で5,000〜1万円程度になることもあります。

自費診療で行う場合の費用

歯科医院によっては、保険診療とは別に自費診療のクリーニングを提供しているところもあります。自費診療では、時間をかけて着色汚れを除去したり、専用機器で歯の表面を丁寧に磨いたりするなど、内容がより充実しているのが特徴です。

費用は医院によって異なりますが、一般的には5,000〜1万5,000円程度が目安といえます。

ただし、自費診療が保険診療より医学的に優れているとは限りません。自費診療のPMTCは、主に審美的なステイン除去や予防効果を目的としたものであり、歯周病治療そのものは保険診療で十分対応可能です。

費用だけでなく継続的なケアも大切

歯石除去は一度受ければ終わりではなく、健康な状態を維持するために継続的なケアが欠かせません。初期の段階で定期的に歯石を除去できれば、治療期間や費用を大幅に抑えることができ、結果として身体的・経済的な負担を減らせます。

まとめ

歯石除去のイメージ

歯石は歯ブラシでは落とせないため、歯科医院での定期的な除去が必要です。自力で取ろうとすると歯や歯茎を傷つけるリスクがあります。早めに受診するほど治療の負担も軽くなりますので、自覚症状がない方も定期検診を活用して健やかな歯を維持しましょう。

歯石除去を検討されている方は、吹田市千里山東、阪急千里線「千里山駅」より徒歩30秒にある歯医者「千里山駅前歯科」にお気軽にご相談ください。

当院は、患者様を家族のように大切に思い、安心を第一に治療を提供しています。一般歯科だけでなく、矯正治療やインプラント治療などにも力を入れています。

当院のホームページはこちら保険予約矯正・インプラントの初診予約も受け付けております。ぜひご活用ください。

監修者情報

千里山駅前歯科 院長 中川敬史

医療法人健勝会 千里山駅前歯科
歯科医師・歯学博士

中川 敬史Keishi Nakagawa / DDS PhD

■ 略歴
朝日大学歯学部卒業後、大阪大学大学院歯学研究科にて博士号取得。
大阪大学歯学部附属病院および徳島大学病院にて補綴・インプラント治療の臨床・研究に従事し、2021年に開院。

■ 専門分野
補綴治療/インプラント治療/咬合再構築/審美歯科
日本補綴歯科学会専門医と日本口腔インプラント学会専修医の両資格を有し、機能回復と外科的視点の双方から総合的に診療を行っています。

■ 資格・所属
日本補綴歯科学会 専門医/日本口腔インプラント学会 専修医/
日本小児歯科学会/日本審美歯科学会

■ 診療方針
「慎始敬終」を理念に、初診から治療後のメインテナンスまで丁寧に向き合う診療を行っています。噛み合わせや歯並びを含めた全体設計を大切にし、補綴・インプラント・矯正(小児矯正を含む)を必要に応じて組み合わせながら、長期的に安定する治療計画をご提案しています。

※本記事は院長が内容確認を行っています。

■ 患者様へのメッセージ
北摂・千里山の落ち着いた環境の中で、阪急千里線千里山駅から徒歩すぐの場所に医院を構えています。悪天候でも無理なく通える安心のもと、目の前の一人に静かに向き合い続ける事を何より大切にしています。お口は一部分だけで完結するものではありません。噛み合わせや歯並びは将来の補綴・インプラント治療の土台にもなるため、小児矯正を含めた早期の確認やご相談をおすすめしています。
気になることがあれば、どうぞお気軽にご来院ください。