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院長コラム

妊娠中でもインプラント治療は受けられる?インプラント以外の選択肢も

こんにちは。吹田市千里山東、阪急千里線「千里山駅」より徒歩30秒にある歯医者「千里山駅前歯科」です。

妊婦が歯科医院に行っているイメージ

妊娠中は体調やホルモンバランスが大きく変化し、口腔内の環境も普段とは異なる状態になります。そのため「妊娠中にインプラント治療は可能なのか」「お腹の赤ちゃんへの影響はないのか」と不安を抱く方も少なくありません。

インプラントは外科処置を伴う治療であり、レントゲン撮影や麻酔、投薬も関わるため、妊娠期ならではの注意点が存在します。

今回は、妊娠中でもインプラント治療は受けられるのか、インプラント治療中に妊娠がわかったらどうしたらいいのか解説します。

インプラント治療とは

インプラントのイメージ

インプラント治療とは、歯を失った際に顎の骨に人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯(上部構造)を装着することで、見た目と噛む機能を回復する治療法です。

ブリッジのように周囲の健康な歯を削らず、入れ歯のように取り外しも不要なため、自然な感覚で食事や会話ができます。

また、インプラントは顎の骨としっかり結合するため、噛む力が強く、硬いものでもしっかり噛むことができます。見た目も天然歯に近く、周囲から気づかれにくい点も魅力です。

インプラント治療は、単なる見た目の回復ではなく、噛む・話すといった日常生活の質を高めることも目的としています。

妊娠中でもインプラント治療は受けられる?

インプラント治療は受けられるのか考える妊婦

妊娠中はホルモンの影響や体調の変化が大きく、普段と同じように治療を受けられるとは限りません。そのため、インプラント治療についても慎重に考える必要があります。

インプラントは外科的な処置を伴います。この工程は一般的な歯科治療よりも体への影響が大きく、妊娠中の身体にとっては負担となる可能性があります。

とくに妊娠初期は赤ちゃんの重要な器官が形成される大切な時期であり、わずかな影響にも配慮が必要です。また、妊娠後期になるとお腹の張りや貧血、長時間同じ姿勢でいることによる不調が出やすくなります。

こうした背景から、妊娠中のインプラント治療は無理に進めず、出産後まで待つという判断が一般的に選ばれています。

出産後、体調が安定してから治療を行うほうが、安心してインプラント治療に取り組むことができます。治療を検討している方は、まずは歯科医師に相談し、今の時期に必要なケアに集中することが望ましいでしょう。

妊娠中にインプラントを避けるべき理由

妊娠中のインプラントは避けるべきだと示す歯科医

上述のとおり、妊娠中にインプラント治療を受けることは、基本的に避けたほうがよいとされています。その理由には、母体と胎児の健康状態の変化や、治療に伴うさまざまなリスクが関係しています。

ここでは、妊娠中にインプラント治療を控えるべき理由について詳しく解説します。

レントゲン撮影の影響

インプラント治療では、事前にレントゲンやCT撮影を行い、あごの骨の状態や神経の位置などを正確に把握します。これらの画像検査は、安全な治療を行うために欠かせない工程です。

レントゲンやCTを撮影する際の放射線量は非常に微量で、基本的には胎児に影響を与えることはないとされています。

しかし、妊娠中は放射線への被ばくをできるだけ避けるよう推奨されています。特に、妊娠初期は、胎児の重要な器官が形成される時期であるため、慎重になる必要があります。

麻酔・投薬の制限

妊娠中は、お腹の赤ちゃんへの影響を考えて、使える薬が限られます。

インプラントの手術では、麻酔や痛み止め、抗生物質などを使う場面があるため、それらの薬が赤ちゃんに影響を与える可能性があります。とくに妊娠初期や後期は、薬の使い方に注意が必要で、処方が難しい場合もあります。

そのため、無理に治療を進めるよりも、母体と胎児の安全を優先し、出産後にインプラント治療を受けたほうが安心といえます。

外科手術による体への負担

インプラント治療は、顎の骨に人工歯根を埋め込む外科手術を伴います。局所麻酔の使用や、術中・術後のストレス、縫合部に伴う炎症反応などが体にかかります。

妊娠中はホルモンバランスの変化により、免疫機能や血行が通常と異なる状態にあるため、手術に対する回復力や耐性にも影響が出やすくなります。また、妊娠後期になると長時間の仰向け姿勢が苦しくなることもあり、治療体勢を取ること自体が難しくなる場合もあります。

手術後、安静にしていなければならない期間がありますが、妊娠中の体調の変化やお腹の赤ちゃんのケアが必要な場合、十分に安静を保つことが難しいかもしれません。

ホルモン変化による歯ぐきのトラブル

妊娠中は女性ホルモンのバランスが大きく変化し、それにともなって歯ぐきが腫れやすくなったり、炎症を起こしやすくなったりします。

こうした状態では、インプラントの手術後の治癒がスムーズに進まない可能性があります。また、炎症が悪化すると、インプラントの周囲にトラブルが生じやすくなり、治療の成功率にも影響を与えるかもしれません。

妊娠中のこうした生理的な変化は、一時的なものではありますが、インプラント治療のタイミングを考えるうえで重要な要素となります。

妊娠中に歯を失った場合の選択肢

入れ歯のイメージ

妊娠中に歯を失うと、見た目の変化や食事のしづらさが気になる方も多いでしょう。

しかし、すぐにインプラントにしなくても対応できる方法はいくつかあります。妊娠期という特別な状況でも選択できる治療法がありますので、それぞれの特徴を理解したうえで、自分の体調や生活に合わせて検討していくことが大切です。

入れ歯

妊娠中に選択されることが多いのが、取り外し可能な入れ歯です。入れ歯はお口の状態に合わせて作製できるうえ、外科的な処置が必要ないため、妊娠中でも安心して使用することができます。インプラントに比べて治療期間が短く、費用も抑えられる点がメリットです。

ただし、発音しづらい、食べにくい、外れやすいといった違和感が出る場合があるため、妊娠中の一時的な選択肢として使われることが多いです。

ブリッジ

ブリッジは、失った歯の両側にある健康な歯を削って支えとし、その上に人工歯を固定する治療法です。入れ歯とは異なり固定式のため安定感があり、装着時の違和感が少ないのが特徴です。

ただし、健康な歯を削る必要があるため、将来的な影響を考慮する必要があります。また、ブリッジは歯ぐきの下の骨を支える力がなく、長期間使用すると歯ぐきや骨がやせることがあります。妊娠中の治療については、歯科医師と慎重に相談しましょう。

インプラント治療中に妊娠がわかったらどうする?

インプラント治療中に妊娠がわかった患者が歯科医に相談しているイメージ

インプラント治療の途中で妊娠が発覚した場合、どのように対応すべきか迷う方もいるかもしれません。重要なのは、まず担当の歯科医師に妊娠したことを正確に伝えることです。妊娠が判明すれば、それまでの治療計画を見直す必要が出てきます。

例えば、すでにインプラントが埋入されており、現在は定着を待つ期間であれば、そのまま経過観察を続けることも可能です。

ただし、今後の手術やレントゲン撮影、投薬が必要になる場合には、安全性を最優先に考えたうえで、出産後に治療を再開する判断が取られることもあります。

焦って無理に治療を進めるのではなく、一度立ち止まり、母体とお腹の赤ちゃんにとって安心できる方法を選びましょう。歯科医師と産婦人科医の両方と相談しながら、今後の治療方針を決めていくことが大切です。

まとめ

ソファで飲み物を飲んでくつろいでいる妊婦

妊娠中は心身ともに大きな変化が起こる特別な時期であり、歯科治療においても慎重な判断が求められます。インプラントは機能性や審美性に優れた治療法ですが、外科処置や投薬を伴うため、実施のタイミングは十分に検討する必要があります。

特に急を要さない場合は、出産後にあらためて計画を立てることで、母体への負担や不安を軽減できます。妊娠中に歯を失った場合でも、入れ歯やブリッジなどで日常生活に支障が出ないよう対応することが可能です。

大切なのは、体調や妊娠週数を踏まえ、医科と歯科が連携しながら安全性を第一に考える姿勢です。焦らず、長期的な視点で治療方針を選択していきましょう。

インプラント治療を検討されている方は、吹田市千里山東、阪急千里線「千里山駅」より徒歩30秒にある歯医者「千里山駅前歯科」にお気軽にご相談ください。

当院は、患者様を家族のように大切に思い、安心を第一に治療を提供しています。一般歯科だけでなく、矯正治療やインプラント治療などにも力を入れています。

当院のホームページはこちら保険予約矯正・インプラントの初診予約も受け付けております。ぜひご活用ください。