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小児 矯正 一期治療 千里山 歯医者 歯科
日本口腔インプラント学会 専修医・日本補綴歯科学会 専門医 中川です。 吹田市 阪急千里山駅 から駅前徒歩30秒。 小児・子供 矯正から大人の治療・入れ歯・インプラントまでご遠慮なくご相談ください
当院ではご存知のとおり、お子様の健康のために小児の矯正にも力をいれています。
さて、東京にて 小児矯正の講義を受講してきました。 いくつかご報告させていただきます。
まず、医療はその時代の最高の材料・技術が反映されなければなりません。 小児矯正も進化し、変化しています。 近年ではトリコフェイシャル(顎が尖った顔)が美しいとされています。そのため、やや下顔がでた顔が世界的に求められているようです。しかし、これは健康で機能的かといえばそうではありません。
小児矯正では 健康的で機能的な 骨・筋肉 の改善が重要と考えられてます。 成人の審美的な矯正とは少しことなります。そのため、治療方法も小児矯正ではことなります。
小児矯正では まず、体のバランス・口の周りの動きをみます。
①体が傾いて、まっすぐきおつけ できない。肩がどっちかさがっている。この場合、肩と首・口腔を繋ぐ胸鎖乳突筋が固まっている可能性があります。 小児矯正と関係内容ですが、あります。片側の口腔筋肉が未発達な場合はバランスが崩れ、姿勢にまで影響する場合があります。
②猫背 胸を張って 腹式呼吸できない場合。 首がまがり、背中と頭をつなぐ筋肉は緊張しっぱなしです。これにより、気道が狭くなり口呼吸となります。小児矯正では口呼吸は天敵です。 口腔周囲の筋肉が発達せず、出っ歯になります。歯性の2級です。また、脳へ十分に酸素が安定供給できず、集中力の欠如が疑われます。
③発音ができない。 特にサ行がいえません。 サクラガサイタサクラガサイタ などしっかり発音できない。ろうそくの日が消せない。
④スポットはできるのか? 舌を上顎にしっかりつけれるか。音はだせるのか。
⑤普段や飲食時に舌の突出はあるか。ほぼ、筋肉未発達な場合はあります。
小児矯正を行う時は上記をまず診査診断します。 ケースによっては、歯列への小児矯正器具の介入まえに、筋機能矯正装置にて介入する場合があります。 当院ではマイオブレイスを使用してます。この装置をいくつか使用し小児矯正を行っていきます。 今までとは異なり、歯列・骨を筋肉ごと前方へ促します。なのであともどりしにくいのが特徴です。
<1級・2級・スペース不足>
T4K (6歳〜)→J1 →J2 →K1→BWSとK1→K2 BWS除去してる→T 1〜7(12歳)
<3級>
T4K→I3 →P3 →上記順序へ
※しっかり口唇が閉鎖されている・無理なく入れれてることを確認したら次の装置へ交換する。
小児矯正はできる時期・できる内容が限られてます。しかし、将来の永久歯の抜歯矯正をできるだけ防ぐために、有効な治療方法ではないでしょうか。